夫婦で意見があわないんです。

 皆様、こんばんは。20年以上、某大手住宅メーカーにて、現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。

 さて、今回は、皆様がぶち当たる、家づくりの壁と言ってもいいのではないでしょうか。「夫婦で意見が合わないんです。」をお送りいたします。

 長年、住宅営業をしていますと、とにかくお客様の要望、ご意見を聞こうということになります。ただ、よくよく聞いていますと、ご夫婦で、ご主人様と奥様で、ご意見やご要望が違うなという部分にぶち当たります。夫婦で良く話あったのですか?と聞きたくなるのですが、「ご主人様と奥様」「男性と女性」にてご意見が合わない事は、「当たり前」という認識です。

 まず、男性と女性は「考え方」が違いますし、「ご満足度」ポイントも違いますし、「住宅に求めるもの」も違います。脳のつくりが違うので、まずはお互いに理解できる状態でないと、話は前に進みません。

 男性は「合理的」で「客観的」、どこか「他人行儀」、「責任感」が強い、意外に「臆病」そんな側面があります。女性は「感情的」で「主観的」、どこか「他人任せ」の人もいれば、「無謀な事はしない」タイプも多い。スイッチが入れば「大胆」で意外に度量の大きい人が多い印象です。

 一般論ですが、女性、奥様は「家を使ってみて、住んでみて、キッチン使ってみて、掃除してみて」満足度を得る事が多いです。男性、ご主人は「満足している妻を見て、楽しそうに走り回っている子供をみて」満足度を得る事が多いように思います。

 これも一般論ですが、女性は「打合せ」設備決めたり、内装決めたり、カラーを決めたりは一生懸命するが、その後は完成まで無関心であることが多く、男性は「工事現場」家が完成していく過程、モノづくりをしている過程に興味はあるが、打ち合わせに無関心であることが多いように思います。

 これらの興味の温度差にて、なかなかご夫婦のすれ違いがおこることも多く見てまいりました。

 勿論、同じ気持ち、同じテンションにて「家づくり」に取組めるのが良いですが、そう上手くはいかないものです。私自身も自宅の、クロスの色や床の色、キッチンの色を決める打ち合わせにはほとんど参加していません。完成してから、「こんな色選んだんやなあ」と知ったくらいです。その代わり、建築現場はほぼ毎日、通っておりました。特に文句を言うことではなくて、日々出来上がっていくその工程に興奮したように思います。

 もし、皆様がご意見の対立で悩んでいるようであれば、「奥様の意見を尊重する」でほとんどが解決すると思います。ご主人からすると納得いかないように思われるかもしれませんが。。今まで20年間、お客様の家づくりに携わってきて、奥様をないがしろにした、家づくりは一回もしたことがありません。とにかく、奥様が気に入っていただけるように、奥様の満足度が上がるように、進めていくのが安心に繋がるのではないでしょうか?

 たまに、我の強いご主人様、家づくりが非常に好きなご主人様、いらっしゃいますが、出来上がった家が奥様が気に入っていただけなければ、ご主人自身、悲しい気持ちになりますので、2歩3歩下がってみるくらいがちょうど良いと思います。

 本当に決断するとき、ご主人の冷静な「合理的」「客観的」思考が役に立つように思います。

 「家づくり」において、女性のパワーは凄いです。今まで何度となく、奥様のパワーに救っていただけたかわかりません。男性は「良い」か「悪い」か。女性は「好き」か「嫌いか」でご判断いただく事が多いように思います。女性の「感情」のエネルギーが家づくりの推進力になるのではないかといつも思っております。

 そのような事を理解したうえで、打ち合わせに望んでください。きっといつもより、より良い選択をしていることが多い野かもしれません。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また、お会い出来れば幸いです。次回は「図面をよむことって難しい」をお送りいたします。よろしくお願いいたします。

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