皆さん、こんにちは。某大手住宅メーカーにて、20年以上、現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。
さて、今回は「何となく、打合せがスムーズにいってない、そんなときは?」をお送りいたします。「打合せ」とは、家づくりをすすめていく際の「商談」の事です。「商談」とは、交渉事ですので、勿論、有利にすすめていきたいですし、ちょっとでも得したい、損したくないですよね?
打合せの相手はプロの営業マンですから、なかなか知識や経験では上回る事が出来ない、もし間違えた情報、つまり嘘などつかれていたら、なかなか見分ける事が難しいのではないか。そんなことを考え出すと、信頼関係を構築する事も難しいし、本業の仕事に手がつかない。または、平穏に日常生活を送れない程に悩まれるお客様も多いのではないでしょうか。
確かに、相手はプロの営業ですので、知識や経験で勝負する事ではないですね。それよりも、人と人ですので、今後、しっかりとしたお付き合いが出来る人柄かどうかを見極めるのはいかがでしょうか?私自身、お客様を選別する事はありませんが、お客様はしっかりと営業マンを見極めていると思います。
そして、誠実かどうか、長年つきあっていけるかどうかをしっかりと見たうえで、商談をスタートするのが良いのではないでしょうか?
また、メーカーの数ですが、3社~4社と商談、打合せをすることは得策ではありません。疲れるからです。私達、営業マンは仕事ですので、毎日でも打合せすることができますが、お客様は貴重なお休みを使って、商談、打合せをされています。例えば4社と打合せをするなら、土曜日午前中A社、午後B社、日曜日、終日C社見学会。D社は平日の晩、お仕事が終わられてから打合せスタートなど、日常生活に影響が出ます。本当に、長年付き合っていけるかなという、メーカー2社に絞って打合せをするのが良いのではないでしょうか?
さらに期間です。どのようなメーカーでも、2週間あれば、ご提案資料、間取り、金額など一通りは揃います。しっかりと集中すれば、1ケ月~2ケ月で、メーカー選定の打合せは出来るはずです。これ以上の期間をかければ、ご夫婦のどちらか、例えばご主人の集中力が持たなければ、奥様が家づくりにワクワクしなければ、なかなか良い家づくりができるとは思えません。メーカー選びだけが打合せではありません。メーカー選定で、非常に疲れて、本当の家づくりの打合せに集中力が持たないというお客様はいらっしゃいます。
纏まると、長年付き合っていけそうな、信頼出来そうな営業マンや住宅メーカーを「2社」ピックアップして、集中して1ケ月~2ヵ月でメーカー選定が出来る、「請負契約」が出来る状態まで進めるべきだと思います。もし、その期間で出来なければ、3ケ月程度、検討をやめる。家づくりの事を何も考えない期間が必要ではないでしょうか?
そうする事によって、ご夫婦、ご家族にとって、間違いのない「メーカー選定」が出来ると私は思います。営業マンも人間ですので、しっかりとお付き合いが出来て、「この人のために、この家族のために」という想いで仕事の出来るお客様には、最大限のご提案を頑張ろうという気持ちになります。比較検討が先行して、本音の見えづらいお客様にはこちらも構えてしまいますね。(まだまだプロの営業として修業が足りない部分ですが。。)
皆様の「失敗しない家づくり」を心から願っています。このブログのコンセプトでありますが、住宅業界の表も裏も発信していくことで、皆様のお役に立てればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回は、「土地を探しても探しても見つからない。そんなときは?」をお送りします。
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