皆さん、こんにちは。某住宅メーカーにて、20年以上現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。毎日、暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「月末における営業マンのマインド」についてお伝えします。
信じられないかもしれませんが、住宅営業マンは「月の1棟」の受注を求められます。(メーカーによっても違うのかな。。)勿論、「今月の契約目標は0棟です。」というのもおかしいですから、毎月1棟を契約するという目標に向かって邁進するわけです。
ただ、なかなかこの目標は達成できません。やる前からこんなことを言うのは心苦しいのですが、もし仮に毎月1棟、半期(6ケ月)で6棟の契約が出来たなら、物理的に仕事が回りません。●これから商談できそうなお客様を見つける仕事。●ご契約をお願いしたいお客様との商談、打合せ。●ご契約したお客様の図面の内容を決める打合せ。●ご契約できたお客様情報を設計や工事に引継ぐ仕事。●会議や研修。●部下や後輩社員の商談同行や、各自の商談内容の把握および指示。●これから建築するお客様の地鎮祭、上棟式、引渡し式のセレモニーなど。。
それに、加えて順調にいっていれば良いですが、もしお客様とのトラブルになっていれば、その打合せは2倍3倍の時間と労力がかかります。。勿論、部下のお客様であっても、部下だけに任せるわけにはいきませんので、本当に目の回る忙しさに発展します。
私たちの会社にも、そんな仕事量をこなす、「スーパー営業」は存在しますが、一般的には、半期で2棟~4棟くらいでしょうか?
そんな中で、今月はゼロになってしまうかもしれない、という営業マンは非常に焦ります。実は商談にも顕著に表れていて、怖い顔になってしまったり、高圧的になってしまったり、結論を急がせたり、してしまいます。
そういう姿をお客様に見せてしまうこと自体が、修行が足りないのかもしれませんが、やっぱり追いつめられるとそんな姿になってしまうことも、多々あります。
もし仮に、そのようなコンディションの良くない営業マンを選んでしまうと、今後の商談や打合せにも支障が出るかもしれません。ただし、営業マンにとって最大の特効薬は契約です。ご契約いただけたことによって、心身とも非常にコンディションが良くなって、本当にそのお客様に感謝し、全力でそのお客様と向き合うことが出来るのも事実です。(私も何度も経験があります。)
難しいですが、ドライに言うと、営業マンの営業成績とお客様が良い住宅を建てることは相関関係はありません。月末だから、とか、営業成績が、とか、お客様からしたら「そんなん知らん」という話だと思います。実際、本当に関係ないですしね。
基本的には、明るく、元気で、真摯にお客様に寄り添っていける営業を選んでください。そんな営業はきっと営業成績もいいだろうし、あなたにとって最高のパフォーマンスで仕事してくれることだと思いますよ。
私自身、40すぎていますので、こんな例えは心苦しいのですが、住宅営業は良くプロ野球選手に例えられます。やはり、脂がのってくる年代は20代後半~30代半ば(私もこのころは絶好調に成績もよかったように思います。)です。勢いがありますし、丁度元気に現役時代をすごしている感じですね。そして現役時代の成績によって、その後コーチ(営業マネジャー)や監督(支店長)となっていくわけです。そうでなかった私はどうなってしまうのでしょうか。。(笑)
月末が近づくと、そんな営業マンが増えるということも、頭の片隅においていただきながら、後悔のないお家づくりをお願いします。最高のパートナーと住宅会社をお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回は、「住宅の基礎について、しっかりと検討いただけましたでしょうか?」をお送りします。
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