皆さん、こんばんは。20年以上、某大手住宅メーカーにて、現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。皆様のお家づくりが素敵なものになりますように、情報発信を日々させていただきます。
さて、今回は「良い家の条件とは??①」をお送りいたします。
良い家とはどんなものでしょうか?また、その条件とはなんでしょうか?住宅の購入には様々な価値観が交錯します。お洒落な家がいい、カッコいい外観がいい、飽きのこないデザインがいい、動線の良い間取りがいい、使いやすい設備を採用したい、耐震性は大丈夫かな、アフターサービスはどんなものがあるの、とにかく総額を抑えたい。などなど。。。
自分の家は自分で一番良いと思ったもの、とは思いますが、「家づくりは一生に一回だけのもの」と考えると、どんなものがいいんだろう、やったことがないからわからないといった人が大半ではないでしょうか?勿論、私自身、価値観の押し付けをするつもりはありませんし、特定の会社やメーカーをお勧めするつもりもありませんが、皆さんのお家づくりにおいてヒントとなるようなことは、お伝えしていきたいと思っています。
それは。。「安心、安全、快適」です。
と、お伝えすると、なんだそんなこと当たり前じゃんとの声が聞こえてきそうなので、もう少し一つずつ掘り下げておつたえしようと思います。
まず、「安心」とは、ずばり「アフターサービス」です。皆さんはアフターサービスは望まれますか?建ててもらった会社に面倒見てもらいたいですか?もし、何かしらの不具合があって、電話して来てもらってみてもらう。これはアフターサービスでもなんでもありません。全国、どこの工務店でもやっていることで、当たり前です。
アフターサービスとは、「国が行っている保証」+「メーカーが独自に行っている保証」の事を言います。
国が行っている保証とは、住宅の品質確保の促進等に関する法律、いわゆる「品確法」という法律をご存じでしょうか?品確法は、●新築住宅の10年間瑕疵担保保証●住宅性能評価制度●軽微な紛争処理機関の設置の3つからなりたっていて、そのうちの10年の保証に当たります。つまり、どんな家でも、誰が建てた家でも「10年は保証をしなさいね」ということが法律で定められているわけです。この部分については非常にわかりやすいですね。
一方、メーカーが独自で行っている保証は、全然バラバラで細かな条件が絡みあっております。特にわかりにくいのが、「保証延長」といわれるもので、例えば20年目に外壁の塗り替え、屋根の吹き替え、バルコニーの防水処理工事を有償で行っていただければ、保証を30年まで伸ばしますよというものです。
私の私見になりますが、保証延長とは、「リフォームの営業」を名前を変えたものだと思っております。保証延長してもらうために、何百万も支払って、10年保証を伸ばしてもらうことに何の意味があるのでしょうか?甚だ疑問を感じております。
わかりやすく営業担当者に質問するならば、このように聞いてください。「初期保証は何年ですか?」もしくは「保証延長工事は何年目で必要ですか?」このように聞いていただければ、「構造」「防水」「外壁の仕上」について、初期保証が何年かを明確に比較する事ができます。特に外壁については、住宅において最もトラブルになりやすい箇所ですので十分注意が必要です。
さらに、住宅メーカーは「初期保証」とは別に「定期診断プログラム」というサービスを持っております。定期診断プログラムとは、例えると「健康診断」のようなものです。病気ななったら健康診断を受けますか?健康でも健康診断はうけますよね?住宅も一緒で、定期的に診断に来てもらって、悪くなりそうな部分を見てもらおうというお話です。
この点検についても、メーカー毎に違いがあります。どこまでが無料で、どこまでが有料なのか、しっかりと確認してください。「無料の点検サービスは何年までですか?有料点検になるのは何年目からですか?」と聞いてみるといいと思います。
また、アフターがしっかりとしているかどうかを見極める「裏技」を二つお伝えします。
一つめは、アフターサービスにかかわっている、サービスマンの人員人数を聞いてみてください。新築営業の数とどれくらい違うのか、確認してみてください。カタログやHPには、アフターサービスしっかりとやっていますと掲載があっても、そもそも人数がいなければ、対応が出来ずに満足したアフターサービスは提供できないと思われるからです。
二つ目は、その会社のHPの「アフターサービス」保証と点検が記載してある部分を確認してみてください。とても面白い事にその会社自身が「うちの住宅は何年持ちますよ」と正直に告白しています。大手メーカーでは、60年目までの点検サービスが記載されてあるのに対し、ある工事会社は20年とか、25年までしか記載がありません。類推するに、その期間までしかサービスをしていないのは、その期間しかその住宅が持たないのでは?と思ってしまいますね。
最後まで、読んでいただきまして、本当にありがとうございました。次回は「良い家の条件とは??②」、『安全』について、少し掘り下げてお伝えしてまいります。
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