皆さん、こんばんは。某大手住宅メーカーにて、20年以上、現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。今までの経験や知識が、皆様の家づくりにお役に立てればと思い、日々家づくりに関して発信しております。
さて、今回は、家づくりを検討する最適なタイミングとは?をお送りいたします。
家づくりには、3つのタイミングあると言われておりまして、それ以外のタイミングでご検討される方は、よほどの個別事情や理由があるといいます。
その三つとは、①新婚直後、②お子さんが小学校に入学するまで、③お子様が18歳を超えてから、の三つのタイミングです。それぞれ解説してまいりましょう。
まず、①の新婚直後ですが、一番大きな生活の変化の場面です。結婚して、家族となって、新生活をスタートさせるのに、新居を構えるといったところでしょうか。ただし、この場合は、地域差が非常に大きくて、私が営業していました、田舎の方では、新婚さんの土地を親御さんが用意してあげる、もしくは大きな母屋の隣に建築するということが一般的でした。田舎なので、賃貸アパートも少なく、駅前でもマンションもないので、結婚すると家を持つのが一般的です。ただし、お若いお二人の場合、生活感がほとんどないので、人生の先輩として、お子さんが生まれたら、こんな荷物が増えるとか、収納は適材適所、これくらいの量はいるだとか、アドバイスが必要です。家づくりの兄貴として、頼ってもらって理想の家づくりをじっくりすすめていける状態です。
次に、②のお子さんが小学校に入るまで、というタイミングは、家が必要だという必要性は十分にあります。また、来年小学校にはいるので、そのタイミングで入居したいなど、時期的なタイミングもゴールの時期がはっきりとしている状態です。そのため、お客様自身も焦りがある方もいらっしゃいます。また、小さいお子さんがいらっしゃる場合がほとんどなので、夫婦揃ってゆっくり話をするタイミングが少ないです。走り回るお子さんを追いかけまわしながらの打合せになるからです。勿論ですが、家づくりも子供が中心。子育てをしやすいような、家事も楽になるような、子育て世代の生活の悩みを解決したような建物や間取りが必要になってきます。最近の社会情勢からも共働き世代も多く、「子育て」と「家事」を両立したような、間取りの動線も使いやすく、機能的で合理的なそんな提案が求められます。
最後に③のお子さんが18歳を超えてからのタイミングですが、子育てが一段落してからと言ってもいいでしょうか。勿論、お子さんが大学生でまだ学校に通う人もいるでしょうが、お子さんが働いている、あるいは自立しているなどの理由により、お子さん中心の家づくりは必要ではなくなったというケースです。または、ご主人さんの仕事の転勤が多く、現役世代では、家づくりのタイミングがなかったという方も見られます。基本的には、夫婦がそれぞれ自分自身の家づくりをするということから、本当に理想の家づくりとして、楽しまれている状況ですね。ただし、「子育て」という共通の任務から解放されているために、ご夫婦のご意見はそれぞれで、まとまりがつきにくいのも事実です。ご主人の要望、奥様の要望をそれぞれ聞いて、どちらとも形にしていく必要がありますね。
決して、この三つのタイミングが全てというわけではないですが、比較的、この3つの時期に動き出す方が多いように思います。また、このタイミングでない方も、家づくりを検討されている方は「健康で」「夫婦仲が良く」「仕事または経済的に困っていない」状況にいらっしゃる方々なので、幸せなタイミングの方々と一緒に仕事をしているのだなあとつくづく思っています。「そのような方々の、思いを夢を形にするためにも、明日からまた頑張らねば」と、思う「くーるばなーな」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回は、「北側道路の土地、南側道路の土地、どっちがいいの?」をお送りします。
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