営業マンと言った、言わないのトラブルになっています。どうしたら?

こんにちは。某大手住宅メーカーにて、20年以上、現役で住宅営業マンをしております、「くーるばなーな」と申します。

 さて、今回は、「営業マンと言った、言わないのトラブルになっています。どうしたら?」をお送りいたします。

 楽しいはずの打ち合わせが、ちょっとしたボタンのかけ違いにて、「言った、言わない」のトラブルになるケースがあります。住宅や土地の購入は非常に大きな金額のお買い物なので、できることならこのようなトラブルは避けたいですよね。そのようなトラブルに巻き込まれないように、未然にトラブルを防ぐ方法を考えていきたいと思います。

 まず、ご契約前ですが、その営業担当者が「しっかりとしているか?」をチェックしましょう。●明るくハキハキしているか?●髪型や服装に乱れはないか?●約束した時間を守っているか?●約束した内容は適切か?●前回の宿題の回答や次回のお互いの問題点を共有しているか?●言いにくいことや質問しにくい事を勇気をもって適切に、聞いてきているか?●高圧的、威圧的な態度はないか?●こちらが質問しにくい間柄ではないか?などなど。。です。そんなことで、と思われるかもしれませんが、一時が万事、小さな事が全てなのです。

 入口の部分の担当者となる、営業担当者との、まずは信頼関係が非常に大事です。その人の事を信じられるか、パートナーとして認められるか、その担当者との信頼関係が絶大であればあるほど、ほとんどのトラブルは起こらないといっても良いと思います。

 次に、請負契約が済んで、打ち合わせに進むと、楽しい家づくりが始まるのですが、またしてもここに沢山のトラブル原因が潜んでいます。

 まずは打ち合わせ自体、長期に及びます。一回や二回では済みません。そのたびに打ち合わせの記録、打ち合わせのメモや打ち合わせの図面などがしっかりと、お互い共有されているか、これが最も大事となります。基本的に営業担当者や設計担当者は、打合せの記録を残します。(メモを取っていない担当者など論外ですが。。)もし、「言った言わないのトラブル」が発生した際に、この打合せの記録を元に当時の打合せ内容を復元するのです。

 その上で、「このように説明しています。このように説明した記録が残っています。お客様がそのように選択した記録を残しています。」と言った具合に、自分たちは間違っていないとの主張をします。

 そのような事に備えて、打合せの記録、打合せの図面はしっかりと保存をしておきましょう。

 それだけ、しっかりと記録を残してくれているのであれば、トラブルになりようがないじゃないかと思う方も少なくないでしょう。

 しかし、「言った言わない」のトラブルの、本当の部分は、「担当者から説明はあった。しかし、私たちは素人なので、そのようになるとは思わなかった。私たちのイメージとは違う。」このようなケースが圧倒的に多いのです。

 ケースをあげるときりがないくらいなのですが、多い項目は部屋の広さについて、照明の明るさについて、クロスの色についてなどが多いのではないでしょうか?

 クロスの色については、お客様からこんなイメージでと写真を渡されます。その写真に近いものを選んで、クロスの色サンプルもお渡しして、品番間違いのないように発注して。。ですが、出来上がりがイメージと違う。。。こんな事も起こります。写真の光の当たり方によっても色は違って見えますし、太陽の光が当たる当たらないでも違って見えます。

 特に部屋の広さや、色については、私たちもより繊細に、実物見本をみていただいたりしながら慎重に確認いたしますが、その人のイメージまでは推し量る事がなかなかできないのが難しい所です。

 最終的には仕様や広さ、色の確認については、打合せ時間や打合せ期間が長くなれば、手を抜いてしまいがちになりますが、担当者任せにだけするのではなく、自分自身の家だという自覚を持って真剣に取り組む事をお勧めいたします。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回は「家づくりを検討する最適なタイミングとは?」をお送りいたします。よろしくお願いいたします。

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